[ボール紙の種類]
紙器用板紙 | 白板紙 | マニラボール (塗工・非塗工) |
上層(表面)はさらしパルプなど、中裏層は古紙やパルプですき合わされた板紙。 絵はがき、カード類、美術本、図鑑など厚手の印刷物や印刷箱(液体食品・化粧品・石鹸・タバコ・薬品など)によく用いられます。かつてマニラ麻の繊維を原料に使用したことから、こう呼ばれています。 |
白ボール (塗工・非塗工) |
板紙でもっとも多く用いられる種類。上層はさらしパルプ・上白系古紙など、中層と裏層を古紙やパルプですき合わされた板紙。通常マニラボールに比べて厚手。折りたたみ箱(最も一般的な紙箱、印刷されて使われることが多い)などに用いられる。塗工品は印刷効果がよく食料品、雑貨、繊維製品、洗剤などの包装容器に使用されます。 | ||
黄ボール | 古紙で稲わらを主原料として抄紙される黄土色の板紙。通常表面に外装紙を上貼りして上製本のしん。ブックケース、洋装箱、製紙玩具などに使われます。 かつては板紙の主流でしたが、現在はあまり使われません。 |
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チップボール | 古紙を主原料として抄紙された板紙。黄ボールに代わって使用されるようになった安価なボール紙で、使われ方も似ています。 | ||
チップボール | 古紙を主原料として抄紙され、染料で着色したもの。上貼りせず機械箱などに使われます。 |
※ 経済産業省の『生産動態統計調査』の分類を基にしています。
[一般的に用いられる坪量]
品種 | g/m2 |
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Aマニラ | 190 210 230 260 320 370 |
白ボール | 270 310 350 400 450 550 600 |
黄板紙・チップボール | 400 450 550 600 650 700 750 800 |
クラフトボール | 310 350 400 450 600 |
※ 紙の厚さは1平方メートルあたりの重量で表現します。数が大きいほど厚い紙です。