モノを作れば売れる時代は過去のものとなり、商品を購入して得られる体験を提供する「コト消費」が重視されています。
東都紙器がお手伝いした化粧品「YUBUNE(ユブネ)」のパッケージは、商品を作る過程にストーリーがあり、まさにコト消費を表現したものといえるでしょう。
社長様とは数年来のお付き合いがあり、今回のYUBUNEについてはシリーズの全商品の化粧箱を東都紙器にご依頼いただきました。
YUBUNEの公式HPはこちらからご覧ください>>https://yubune.tokyo/
YUBUNE――命の洗濯をコンセプトとする化粧品
YUBUNEは、「命の洗濯」をコンセプトにネセサリー株式会社様が創設した化粧品ブランド。長野県にある秘境・白骨温泉郷からインスピレーションを得て生まれました。
白骨温泉郷にある手つかずの自然、古い建物に手を入れて大切に使う温泉宿。
ブランド創設者である渡邊寛社長は白骨温泉郷での体験から「整然とした生活と、美しい景色、そして心身のリラクゼーションという日々の体験がどんな美容成分よりも人を美しくする」と考えるようになりました。
こうして生まれたYUBUNEは大地の恵みから作られ、一切のムダな成分をそぎ落としています。
YUBUNEの売上の一部を、子どもたちを誰ひとり取り残さず、健やかに成長させるための活動をしている「ワールド・ビジョン」に寄付しています。
自然が循環するイメージを紙で表現し、ブランドの統一感を提案
「ストーリーのある化粧箱を提案してほしい」。
これがお客様のご要望でした。
ストーリー性を生み出すには、一切のムダをそぎ落とし、あるものを大切に使いながら自然と共に循環する暮らしを体現するような紙を探さなければなりません。
東都紙器では、YUBUNEのコンセプトに合うようなさまざまな紙を探し、検討しました。
広島に送られる折り鶴を再生した紙や、石でできた紙など、数えきれない種類の紙を検討しましたが、最終的にサトウキビの搾りかすから作られた紙「ラフバガス」を提案しました。
ニスの塗工処理が施されない環境に配慮が行き届いたラフバガスは、自然と融合して心と体を浄化するYUBUNEのコンセプトにぴったりです。
マットな質感も、余分なものを極限までそぎ落とした後に生まれる上質な輝きがあります。
中に入るボトルはいろいろな色があるため「パッケージはシンプルに統一した方がブランドイメージを訴求できます」とご提案しました。
第1号店「ユブネ ストア(YUBUNE STORE)がオープン!
2020年10月には、新宿5丁目の靖国通り沿いに第1号店となる体験型ショップ「ユブネ ストア(YUBUNE STORE)」をオープンしました。
画像出典:YUBUNE公式HP
東都紙器もレセプションにお招きいただたきました。ショップの中は、まさに非日常の空間。オーロラカーテンが空間を彩り、地下には足湯カフェがあります。
自社で手掛けた化粧箱が素敵な空間で輝きを放つのを見て、胸がいっぱいになりました。
お近くに起こしの際はお立ち寄りいただければと思います。
東都紙器ではブランドコンセプトに合った化粧箱をご提案しています。ぜひ一度ご相談ください。